The Residence ホワイトハウス 2016 10 30

書名 使用人たちが見たホワイトハウス
    The Residence Inside the Private World of The White House
    by KATE ANDERSEN BROWER
著者 ケイト・アンダーセン・ブラウワー 江口泰子訳  光文社

 これは、力作です。
そして、アメリカ研究をする人たちにとっては、必読の書となるでしょう。
 とかく耳目が集まるのは、
大統領候補者たちであり、
そして、ホワイトハウスの住人と言われている大統領でしょう。
 しかし、ホワイトハウスの本当の住人は、スタッフたちかもしれません。
執事、ドアマン、シェフ、メイド、フローリスト・・・・・。
 こうした人たちは、大統領が代わっても、
黙々とホワイトハウスを運営して、
やがて年老いてホワイトハウスを去っていく。
 大統領がホワイトハウスを去る時は、
世界の耳目が集まるが、
何十年もホワイトハウスを支え続けた人たちが、
ホワイトハウスを去る時を世界の誰もが知らない。
 いや、神は知っている。

クリスマス Christmas 2005 12 24

 今は、クリスマスの時期ですので、キリスト教のことを書きましょう。
キリスト教には、このような教えがあります。
「大きな者は小さくされ、小さな者は大きくされる」
 この意味がわからない人が多いと聞きます。
これは、こう考えると、わかりやすいでしょう。
 キリスト教徒ならば、死んで天国に行けば、イエスキリストに会えるでしょう。
その時、多くの者は、イエスに対し、こう言うでしょう。
「私は、社長になった。政府高官になった。有名人になった」
 しかし、イエスは、こう聞くでしょう。
「愛しましたか。多くの人を愛しましたか」
イエスは、「敵を愛しなさい」とまで、愛を説いたのです。
 イエスが最後の時を迎える時に、
弟子たちは、散り散りに散ってしまい、一人になってしまったのです。
最も小さな人になってしまったのです。
しかし、今は、最も大きな人として、輝いています。

































































































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